【演者】 田中 正人 先生(東京薬科大学 生命科学部 免疫制御学研究室 教授)【演題】制御性単球による免疫制御
第41回システム発生・再生医学分野セミナー
ハイブリッド形式にて開催しました
日時:令和6年3月28日(水)16:00-17:00 要旨:生体内で炎症や組織傷害が起こると、骨髄ではemergency myelopoiesisが起こり、質量共に健常時とは異なるミエロイド系の免疫細胞が産生される。我々はこれまでに、炎症や組織傷害の回復期に骨髄で増産される新規単球サブセットを同定した。この単球は、健常時に見られる単球とは異なり、免疫抑制性の形質を有し傷害組織において炎症収束や組織修復に寄与することから、我々はこの単球を制御性単球と命名した。本講演では、この制御性単球の機能や分化経路および疾患との関連について最新の知見を紹介する。
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