top of page

【演者】 上住 聡芳 先生(九州大学 生体防御医学研究所 細胞不均一性学分野・教授)【演題】骨格筋組織の健全性を維持する間葉系間質細胞不均一性システムの解明

第47回システム発生・再生医学分野セミナー

本学対面にて開催しました

日時:令和6年11月14日(木) 17:00-18:00 要旨:筋間質に存在する間葉系間質細胞(MSC)は、脂肪化や線維化の起源となる細胞として発見されたが(Uezumi et al., Nat Cell Biol, 2010; Uezumi et al., J Cell Sci, 2011)、その後、骨格筋組織の恒常性維持や運動適応の誘導に必要な生理的にも重要な細胞であることが明らかになってきた(Uezumi et al., J Clin Invest, 2021; Kaneshige et al., Cell Stem Cell, 2022)。最近、MSCが、組織内局在や遺伝子発現プロファイルが異なる複数の亜集団によって構成される、不均一な細胞集団であることがわかってきた。現在、MSCの不均一性について研究を進めているが、MSCの不均一性には意味があり、それぞれの亜集団が機能的に役割分担することで、筋の健全性を支えるシステムを形成していることを示唆する結果を得ている。本講演では、それらの研究の進捗を紹介し、MSCが形成する不均一性システムによって巧みに統御される生体の維持メカニズムについて議論したい。

Comments


Hot Topics​
Press Release

最新情報をメールでお届けします

メールアドレスを入力してください:

お名前

メール

Just Accepted!
Seminar​
タグから検索
bottom of page