「ロボットを導入した医学研究」2名の先生によるミニシンポジウム
- SystemsBioMedicine TMDU
- 2018年10月26日
- 読了時間: 2分
第26回システム発生・再生医学分野セミナー
日時: 平成30年10月26日(金)16:00-17:00 場所: 7号館【歯学部校舎棟】6階 第4ゼミナール室
「ロボットを導入した医学研究」
演者1: 片岡 健輔 先生 (本学 システム発生・再生医学分野 大学院生) 演題1: LabDroidシステム“まほろ”を用いた完全自動ChIPシステム 講演要旨1:クロマチン免疫沈降 (ChIP)、引き続くDNAシークエンス (ChIP-seq)はDNA-タンパク質複合体を解析する今や普遍的な手法である。 一方で、その作業は煩雑で再現性のあるデータを得るためには 研究者に一定以上の技量を必要とする。 我々が開発したLabDroidシステム“まほろ”を用いた完全自動ChIPシステムは、 実験の正確性・再現性を担保するのみならず、研究者の労働時間の削減に 大きく貢献できる可能性を有している。 本学におけるLabDroidシステム“まほろ”導入の実例を紹介させて頂く。
演者2: 夏目 徹 先生 (国立研究開発法人 産業技術総合研究所 創薬分子プロファイリング研究センター 研究センター長) 演題2: ロボットと人工知能で拓くサイエンスの未来 講演要旨2:少子化、バイオハザード、ミスコンダクト等々、ライフサイエンスを取り巻く状況は悪化の一途をたどる。本講演では、これらの問題を全て解決し、研究者の個人生産性を飛躍的に向上させる「汎用ヒト型ロボット技術」について講演する。 ロボット化の目的は、単に人間が行ってきた作業を自動化することではない。 ロボットの真の価値は、熟練者の技術を可視化・最適化することにあり、 最適化された技術が、再現共有されることによりロボットの価値は最大化する。 近い将来、ロボットと人工知能が研究者を労働から解放する未来について議論する。
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