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東京医科歯科大学ピアノの会 第21回市民フォーラム「遺伝子の織り成す旋律を採譜するには」講演

市民フォーラム「医学講座とピアノ演奏会」にて 浅原教授が、『遺伝子の織り成す旋律を採譜するには』という題で講演しました。

開催日: 2018 年 6 月 2 日(土)
会場: 荏原文化センター

要旨: ATGC からなる遺伝暗号はまるで楽譜のように連なっていて、これを細胞核内にある、転写 因子があたかもピアニストのごとくメロディーに変えていきます。その数、およそ 1000 人、そして鍵盤の数は約 2 万。このピアニストたる転写因子、それぞれに得意分野といい ますか、役割が与えられています。喜怒哀楽を表す旋律においてもしかり。生命の喜びを 高らかに歌い上げるご気楽、健康的ピアニスト(転写因子)もいれば、なぜか、メランコ リックなフレーズを叩き続ける災いのピアニスト(転写因子)もいます。毎日、朝から晩 まで演奏しているものもいれば、学童のころに、レッスンに嫌気をさしたのか、その後、 大人となってまずピアノに全く触れないような輩もいます。医学・生命学の進歩ととも に、ヒトの健康と病気そして治療を考えるうえで、こんな例えが本当に役に立つようにな ってきています。つまり、ピアニストとピアノを愛する方にとって、遺伝子、分子生物学 はとても身近なもののはず。私たちの体の至るところで、今日も開かれている連弾ソナタ に耳を澄ましてみましょう。
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