軟骨遺伝子疾患の原因遺伝子であるSox9の発現システムの解明ー先天性骨軟骨形成異常症の病態解明へ向けた発見 ーをDev Cellに発表
SOX9 は、性分化や軟骨細胞の分化に必須の役割を持つ転写因子であり、その SOX9 遺伝子もしくは そのエンハンサーの突然変異により、先天性骨軟骨形成異常症 (キャンポメリックディスプラシア)が 引き起こされることがわかっていました。今回研究チームは、CRISPR/Cas...
「イントロン型マイクロRNAとその宿主遺伝子の関連性の解明 」- 最新ゲノム編集技術が新たな結論を導く- をNat Cell Biolに発表
我々の研究グループは、近年開発されたゲノム編集技術である CRISPR/Cas9 法を用いて、短期間に効率 的に遺伝子改変マウスを作成する技術を報告しています。この方法を用いると、従来の方法より も格段に効率が良いため、従来困難だったマイクロ RNA...
宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同研究がプレスリリースされました
世界初、宇宙空間でμg から1g を可変できる実験環境"MARS"が完成 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 国立大学法人 筑波大学 国立大学法人 岐阜大学 国立大学法人 東京医科歯科大学 がプレスリリースされました。篠原講師、浅原教授が参加しています。...
「新たな研究手法開発により乳がん抑制機能に重要なmicroRNA-34aの標的遺伝子を同定」をPNASに発表
microRNAは、標的となるmRNAの主に3’UTRに結合してその遺伝子を抑制する働きを持つ、タンパク質をコ ードしない小さなRNAで、がんを始めとした様々な疾患において重要な役割を持つことが知られています。 microRNAの機能を明らかにする上でその標的遺伝子を同定す...
「Y染色体遺伝子Zfy1、Zfy2の精子形成における相補的で多段階にわたる機能を解明」をPloS Geneticsに発表
私たちは、Y 染色体遺伝子 Zfy1,2 が相補的にかつ多段階に精子形成を制御していることを明らかにしました。 Y染色体は雄にしか存在せず、精子形成において重要な役割を担っていると考えられていますが、その構 造上の特殊性から、従来の相同組み換えを用いた方法ではノックアウトマ...
「 転写因子Mkxの歯根膜における機能解明 」-歯根膜恒常性維持の新たなメカニズム-をDevelopmentに発表
私たちは、発生・成熟後の歯根膜の恒常 性維持に必要な遺伝子を発見しました。 歯根膜は歯と骨を繋ぐ結合組織で、咬合力・歯科矯正力といった様々な力学的負荷を受けとめるだけでなく 周囲歯周組織 (歯槽骨・セメント質など) への栄養供給の役割も担っています。歯根膜の持つこれらの多く...
宇宙ステーション「きぼう」における、長期飼育マウスの地上分析速報
「きぼう」で行われた小動物飼育ミッションでは、人工重力環境と微小重力環境で同時長期飼育を行いました。「きぼう」において長期飼育したマウスの骨と筋肉の変化を分析したところ、人工重力環境(1G)と微小重力環境(μG)とでは、マウスの骨と筋肉の量に顕著な差が見つかりました。「重力...